必勝! 太平洋戦記
其の四 攻略事例(弐)
遂行者:Hman
作戦名:太平洋戦記


リプレイ4
大陸作戦 南方作戦のメドが付き、99双軽の数が揃ってきたら蘭州の攻略にかかる。’42年の春頃か。
空母からはともかく、基地からの爆撃は晴・時化以外には行わない。
急降下爆撃が不可能だからである。弾薬がもったいない(本当に補給に苦労するゲームだ)。
その間、ビルマ方面は持久作戦を取る事になる。
蘭州攻略後は、鉄の輸送の為に一応鉄道を建設して置くといい。
大陸侵攻に支障をきたさない程度の動員で、気長にね。
次は当然成都である。
この2基地は弾薬の現地供給基地として重宝する筈だ。
航空戦力に余裕が出てくれば、バンコクからの侵攻も開始する。
四式重爆・飛龍が配備されれば、侵攻速度に拍車がかかる。
太平洋戦域にP51が配備されれば、侵攻は絶望となるので、とにかく急いで、最悪でも43年中には攻めきりたい。
飽くまで主眼はインドの敵重要拠点を占領する事であるので、ここでもやはり飛び石作戦が有効である。
防衛用の陸上部隊が必要ではあるが、侵攻速度を優先させたい。
1つの基地を無視すれば、恐らく3〜4ターン、侵攻が早まる。
勿論大方の基地は、警備兵すら不要。
民兵は基地から動けないので、孤立させれば完全に無視出来る。
航空機 2方面で1000機規模の軍になる為、整備部隊は他所から引き抜いて集中的に配備する。
設営部隊も、最低1方面60は欲しい。
飛行場完成までの安全の確保の為、前進以前に零戦21にて手の届く範囲全ての基地の航空機を壊滅せしめて置くのがコツだ。
燃料・弾薬の補給はくれぐれも滞り無き様。
旧型機はどんどんスクラップにして本土に戻そう。
この時点で最も貴重な弾薬を浪費せぬ様に、戦艦部隊は暫く使わない。
それにしてもヒマだ。戦艦。
44年までは敵さんの方からは中々出てきてくれない。
鉄道 建設してもいいが、定期輸送が20迄と言うタコな仕様なので建設したとて、どの道輸送は面倒である(笑)。ま、安全なんだけど。
好みでどうぞ、としか言いようがない。
南京〜鞍山のラインは確保して置くと便利だ。筆者はそうしている。
空母 大陸侵攻部隊がインドに到達するまでは結構ヒマである。
他基地からの支援の無いポートダーウィン辺りなら占領可能であろう。
でもかなり危険。やるなら事前に2式大艇の編隊で偵察して置こう。
インド まず間違いなく戦艦部隊がどこかに在泊している。
空母が揃っていれば艦隊にて攻撃してもよいが(それでも危険)、陸軍だけでも十分に攻略は可能だろう。
叩いても叩いても増援されるコロンボとアッズの攻略には艦隊の支援が欲しい所だが、それでもマドラスに配備した重爆で敵艦隊を完全に沈黙せしめてから出張るべきであろう。

リプレイ5
43年中にインド攻略を完了させ、キ83が配備されればニューギニア方面の侵攻に取りかかる。
筆者は42年中にインド作戦を終了した。
烈風の開発のメドが立つならば、それまで待ってもよい。
終始重点開発を行い、且つ無駄な開発をしていないならば43年初頭には生産可能となる筈だ。

空母 常に戦艦艦隊・基地航空隊の支援下で行動する為、艦攻は不要。
戦闘機だけを積めばいいだろう。
基地航空隊で陣地破壊・航空機撃滅を行い、空母は前進時の対空警戒と、せいぜい丸裸の敵陸軍を叩く程度に止める。
日が暮れるかもしれないが、160kmづつ「ずりずり」と前進すれば艦隊同士の直俺支援が可能なので非常に安全だ。
弾薬が余って仕方ないなら高高度爆撃で飛行場を叩くのもいい感じ。
基地攻略 これまで手つかずだった為、敵基地には場所によっては500〜1000機の航空機が居ると考えてよい。
が、この時点ではどの航空機もキ83の敵ではない。
まずはペリリューを要塞化し、キ83と飛龍を配備、慎重に慎重を重ねて前進する。
基地を前進させる時は、必ず空母に因る護衛も付ける。
烈風が配備されていればB17もかなり落とせるだろう。
この調子でタウンズビルまで攻め込む。重要根拠地は9つ占領、後1つ。

リプレイ6
さて、問題となるのはニューカレドニア。
かなりの確率で敵主力艦隊が在泊している。
空母・戦艦共に10隻以上は覚悟されたし。
と言う事で主にガ島近辺で起こる艦隊決戦についての項目である。
リプレイ風ではあるが、艦隊決戦のコツを読み取って貰いたい。

基本戦略は、敵航空戦力を予想し、且つ敵哨戒範囲を把握し、極力リスクの少ない場所で(自軍基地航空機の攻撃圏内と言うのが絶対条件)故意に敵に発見され、敵艦隊をおびき寄せる事となる。
2式大艇の50機や100機は失う覚悟で敵飛行場の偵察を徹底する事だ。

まずラバウル辺りに大規模な航空基地を設営。
配備する攻撃機は飛龍・一式陸攻・96式陸攻・銀河(有れば)辺り。
1機種を800機よりは4機種×200機を心得たい。
これなら200機毎に攻撃目標を指定出来る為、非常に効率が良い。
同一機種800機では1度の出撃で10隻以上の撃沈はシステム的に絶対に見込めないのだ。上記編成なら36隻の撃沈も可能。

基本的に戦艦部隊は全艦集中運用。
これに秋月の護衛を付けて、敵哨戒範囲に突っ込む。巡洋艦は別艦隊とする。
さすればまず、敵の爆撃機が飛んでくるであろう。
これは、祈るよりない。極力周囲の航空基地が離陸不能な時を狙うといい。
戦場が時化なれば(こちらの直俺も期待出来ないが)敵空母が発着不能となる為、非常に楽だ。

航空攻撃に暫く耐えると敵主力艦隊との決戦となる。

信濃を含めれば13隻の戦艦群。
突っ込んで来たはいいが、敵さんは恐れをなして退避を選択する、ってのがミソである。
敵戦艦が3隻以下ならば大和型3隻の先制攻撃で無力化出来るので、この場合は「積極」を選択する。
でなければ退避すればいい。これなら戦闘は起こらない。
どっちにせよ、これで被害無くしてこちらの攻撃圏内に敵主力艦隊をおびき出す事に成功した。

上記判断(敵戦艦三隻以下)により「積極」を選択した場合・・・
基本的に戦艦には戦艦の砲撃又は雷撃以外でダメージを与える事は不可能。
が、こちらの「追撃戦」の為、敵艦隊は魚雷発射距離まで接近できない。
発射前に戦闘が終了してしまうのだ。
つまり、戦艦さえ沈黙せしめればこちらも戦艦は全く無傷のまま敵を蹂躪出来る訳だ。護衛の秋月は壊滅するだろうが。
戦艦艦隊に巡洋艦を編入しないのは無用な被害を避ける為、って事。
次はこちらのフェイズ。基地からの航空攻撃を敢行。
この際、キ83の行動半径内に戦場を設定しておかねば、敵空母にF6Fが配備されていた場合にドツボるので注意。
いや、ニューカレドニアが戦場となる時期、まず間違いなく配備済だ。
この点で「初期に進行すべきはインドではなく太平洋では?との疑問が持たれる訳である。が、攻めるなら必要最小限、つまりニューカレドニアと豪州2箇所のみに止め、やはり支那・印度を主戦場にしたい。
最終目標である敵重要根拠地10カ所占領はかなりの長期戦、資源確保は不可欠なのだから。
それにしても初期に正規空母6隻+軽空母のみ、しかも99艦爆での基地攻略はかなりの困難を伴いそうだ。補給維持も非常に困難である。
どちらにしてもP51の配備までには絶対に終わらせたい物だ。
飛龍等の急降下爆撃隊は空母を「中破」させる事を目指す。発艦不能になれば沈める必要はない。
雷撃隊は戦艦を撃沈するのがいいだろう。
誘導爆弾が開発されていればむしろ大型爆弾で武装を破壊したい。
敵は恐らく数艦隊有る筈なので、余力を残し必要量だけ出撃させる事。

この調子で何艦隊かが突っ込んで来るだろうが、第一陣程の戦力では無いので余裕で対処出来るだろう。
艦隊戦闘時は、戦艦の次には空母を狙う。
この場合は攻撃目標を「無指定」とすると空母に当たる確率が高い。
当然ながら艦攻・艦爆を満載した機動艦隊も用意して置く。

敵艦隊が全て出尽くしたと判断すれば、次ターンに備えて
戦艦艦隊の直俺可能範囲内に戦闘機を満載した機動艦隊を進出させる。
敵艦隊の砲撃を受ける事も大いに有るだろうが、それまでの戦闘で戦艦は壊滅の上、残存艦隊の艦隊速力も落ちている為、余裕で逃げきれるだろう。20cmを数発食らった所で問題は無い。
次ターンにはまず航空攻撃から開始する。

敵戦艦を全滅させれば重巡・駆逐艦隊の出番だ。
速力の衰えた敵艦隊に高速で肉薄して雷撃で死命を制・・・・・・せずとも戦艦空母を全滅させればそれで十分である。
後はニューカレドニアを落とすだけなのだから。

因みにセイロン辺りでの艦隊決戦時は敵の40cm砲も無ければ空母も少なく敵戦闘機も弱いので、悪天候を狙い且つ空母が前に出なければ簡単な物である(あくまで比較的)。
戦艦の数だけは凄い物が有るが。

リプレイ7
ニューカレドニアを占領すればめでたく重要根拠地を10箇所占領した事になる。
これでコンプリートである。
烈風が開発されていれば、この時点では日本軍がかなり有利であるので敵のP51の開発まで、敵残存兵力を蹂躪しまくるのも一興であろう。
余興でハワイをも攻略する場合、震電ではなく流星の方の配備を急ぐ。

もしどうしても「あと一つ」が取れない時はソ連と一戦交えるのも一つの手。
基地間の距離が短いので、各種新型戦闘機が大活躍だ。
他にも印度攻略戦に使用した機体をそのまま使えるので楽勝かもしれない。
ただし宣戦直後に本土が夜間爆撃の洗礼を受ける。
夜間戦闘機の配備を忘れずに。

爆撃機の練度は戦闘機の練度に比べ、それ程重要ではない。
被害を気にせずにあらゆる所からかき集めた2式隊艇を飛ばせばかなりの敵戦闘機を打ち落としてくれる筈である(笑)。
この様な強引な事前工作も有効かと思う。どーせ最後だし。
攻撃部隊760×2艦隊でハワイに強引に上陸するのも素敵だ。

故意にサイパン・硫黄島・沖縄を捨て、押し寄せるB29を震電と秋水で叩き落とす快感も、日本男児なれば是非味わって頂きたい。

鬼畜米英何するものぞ!(結論)

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