アドバンスド大戦略98zwei攻略法


中近東 41.05.02・04:00〜41.05.17・02:00 / ドイツ・アフリカ軍団
#84 中近東諸国の蹂躙
Reporter: 木村尚史
Date: Mon, 10 Jul 2000 21:40:13 +0900 / Turn:90 /Next:21.タイフーン 南方戦区 / Ver 1.05
索敵:中級、天候・昼夜:あり

 前作に比べて非常に厄介なシナリオである。というのも、キプロス島に停泊中の英艦隊が巡洋艦2・駆逐艦4と大幅に増強されているのに加えて、アレキサンドリア北方の港に停泊中のヴィシーフランスの艦隊が、序盤は「敵の目」になるのである。かといって迂闊に敵に回せば、最初こそ弾がないものの、補給されれば艦砲射撃によって「あっ!」と言うまもなくズタボロである。恐ろしくて敵に回せるものではない。
 とにかく魚雷を搭載可能な(できればそれなりに練度のある)爆撃部隊が複数、絶対必要である。それに加えて序盤に砂嵐が吹かない幸運も必要である。なぜなら、砂嵐に出くわすと、航空部隊の対地攻撃が不可能になるのに加えて、地上部隊は一切攻撃不可能になる。それに対して艦艇の対地攻撃は可能だからである。最初にこのシナリオに挑んだときは両方ともなかったため(爆撃部隊の不足に加えて第5ターンから10ターン以上砂嵐)に自軍司令部を占領されるという屈辱を味わった。
 前のシナリオ「ゾネンブルーメ」に戻って大勝利リミットまで粘って爆撃隊の鍛錬などにあたり、再挑戦する。まずアレキサンドリア周辺に飛行場を増設する。次にエジプトを第3ターンまでに降伏させる。これは敵の目を少しでも減らしたいことと、収入確保のためである。
 ここからの作戦は2つ考えられる。

  1. アレキサンドリアから地道に前進する。
  2. 敵「中東総軍」をスエズ周辺に釘付けにしつつ、空挺作戦で後方の3首都を狙う。  いずれにしても、邪魔なのは敵の戦闘艦である。これを片付けないことには話にならない。そこで魚雷を搭載可能な爆撃機(He 111H-4やDo 217E-1/R4)の出番となる。単独行動をとっている駆逐艦がいれば最優先で狙い、確実に仕留める。損耗した部隊はいったん格納し、新手を繰り出す(He 111H-4が10部隊前後いるならこの方がいい)。巡洋艦はHe 111H-4にとっては結構厄介なので、Do 217E-1 /R4で叩くか、全滅覚悟の攻撃(早い話が特攻)をするかになる。
     「中東総軍」の戦闘艦を全滅させれば当面の危機は去ったといってもよい。私の場合はエジプト軍降伏と同時に敵「中東総軍」がエルサレムに遷都してしまったので、スエズ周辺とエジプトをとりあえず押さえる。スエズ周辺(できればその東方のガザ・マーアン・アリーシ・アカバの4都市の周辺)で防衛線を張り、アル・クウェートを空挺作戦で占領してから一気に突撃し、残る2首都を占領する。
     序盤から砂嵐が吹き続けるなら、輸送機を使っての強襲空挺作戦もありだが、敵戦闘艦が地上部隊を攻撃可能なことを考えるとおすすめできない。が、アル・クウェートは空挺作戦で占領する。また砂嵐が吹き荒れている間は地上部隊のZOCが消滅することにも注意。歩兵にすり抜けられたら最悪なのでその辺はぬかりなく。
     36ターンあたりでレヴァント軍(ヴィシーフランス)が枢軸側に立って参戦してくる。よって次のターンからこちらも艦艇の配置が可能になる。「中東総軍」がまだ残っているならもちろんだが、残っていなくても戦艦・空母一隻ずつは配置しておいた方がいい。戦艦はアレッポの西の河口に配置し、ティグリス・ユーフラテス川を北上してくる敵「インド総軍」の駆逐艦を砲撃させる。空母はアカバ港に停泊させて、アル・クウェートに派遣する航空隊の補給基地にする。また、レヴァント軍を味方として有効に活用したいなら、レヴァント軍所属の港(ベイルートのすぐ西)の南方の橋2つを爆撃し、「中東総軍」の足止めをするとよい。
     「中東総軍」を潰したら次は「インド総軍」だが、これに関してはほとんど言うことはない。言うならば、「見つけた敵は潰す」、これに尽きる。ありったけの航空部隊を派遣して敵の航空部隊を、「晴れて」いるなら敵の艦艇・地上部隊も片っ端から潰す。同時に、当然のことだが敵に占領された都市の奪還・爆撃も大急ぎで行う。
     第90ターンに「インド総軍」が軍事費不足で降伏。ぎりぎりであった。
    「我が軍はエジプトに侵入し、シリアからイラクへ向かった。途中、シリアのヴィシーフランス軍が加わり、中東は完全にドイツの支配下となった。油田を確保したことにより、ドイツの石油問題は解消された」
     今回はイランやヴィシーフランスへの侵攻は行わなかったが、おそらく余裕はないと思われる。

    次のシナリオ:No.21「タイフーン 南方戦区」
    「キエフで敵野戦軍を壊滅させ、我々は最終目標であるモスクワに向けて進撃を開始した。しぶといボルシェビキといえども、モスクワを失えば講和に応じるだろう」
    ・余談
     このレポートはあくまでV1.05までのものです。V1.06になると、イラン・ソ連両軍が第16ターンに動き出すようになり、余計厄介になります。
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