アドバンスド大戦略98zwei攻略法


フランス 40.06.05・04:00〜40.06.11・10:00/A軍集団
[76ターン。大勝利リミットは47ターン]
#12 ファル・ロート
Reporter:木村尚史
Date: Sat, 15 Jul 2000 17:29:49 +0900 / Turn:30 /Next:No.13 アドラー・アングリフ / Ver 1.06
索敵:中級/天候・昼夜:あり

 最初に断っておくが、この報告書は半ば失敗談に近い。それでも、後に続くプレイヤー達のために、こうして書き記すことにする。
 自軍は中央のA軍集団。右翼にB軍集団、左翼にC軍集団を従え、仏に侵攻するシナリオである。私の当初の計画はこうであった。

  • 英海外派遣軍をB軍集団に、マジノ線の大半をC軍集団に任せる。
  • 自軍はマジノ線の西端を潰した後、ルクセンブルク・セダンから南下、その後、ランスからエリーゼ宮、更にトゥールへ突進する主力部隊と、ディジョンから更に南下して都市や空港を占領する占領部隊に分ける。
  • ボルドーは空挺部隊を編成して占領。その際、英海外派遣軍の降伏を待って作戦を実行するのが望ましい(間諜の報告により、英海外派遣軍の対空砲が配備されていることを確認しているからである。仏駆逐艦も確認されているが、急降下爆撃隊を回す余裕がないのでこの際無視するか、対空射撃が不可能になる曇天を待って降下するかになる。ただし、トロワ周辺の空港あたりで補給しないと「特攻隊」になる可能性が非常に高い)。
  • 主力部隊はいったんエリーゼ宮周辺で待機して足場を固め、ボルドー占領を待ってトゥールへ突進、仏軍を降伏させる。
 計画は順調に進んでいたものの、B軍集団が英海外派遣軍の拠点を占拠していっこうに降伏させようとしないことから計画が狂う。新規に部隊を編成できず、また制空権が完全でないことから戦闘機隊を下げたくないことから、やむを得ずボルドーに向かわせるはずだった空挺部隊を英海外派遣軍の拠点に回して自力で降伏させ、本来ディジョン以南は確実に都市を占領させる予定だった陸軍占領部隊をボルドーに急行させることにしたのだがこれが裏目に出た。B軍集団航空部隊がトゥールに殺到、仏軍がボルドーに遷都してしまったのである。
 仕方がないので、戦闘機隊の一部を召還し、建設工兵を数部隊投入。ボルドー周辺に飛行場が非常に少ないため、少しでも増設する必要があるのだが、これに前線の建設工兵を当てる必要があるために、代わりに都市の耐久力を上げるためである。しかし、B軍集団航空部隊はボルドーに向かって移動し始め、飛行場の増設が追いつかない事態に陥った。航空部隊を次々と失ったB軍集団から苦情が殺到する(注・こんなイベントはない)が、こちらも必死である。
 そうこうしているうちに、間諜と先発隊より、「ボルドー北の港に係留されていた駆逐艦が動き出した」との連絡が入る。そのままどっかに行ってしまうとは考えられず、戻ってきたときに備えてスツーカを数部隊投入する。そのままにしておくと陸軍の邪魔をするのは確実だからである。
 トゥールを占領し、仏駆逐艦を始末したらもはや障害はない。友軍2軍と物量で敵を圧倒するのみである。余裕があるなら、爆撃機隊や輸送部隊を鍛えるのもいいだろう。
 第30ターンにボルドーを占領。計画に狂いは生じたが、意外に早く大勝利を納めることができた。
「仏が休戦条約に調印し、ペタン将軍を首相とするヴィシー政府が新たに誕生した。だが、英国はなおも抵抗を続けているため、我が軍は空から英国を叩くこととし、航空部隊は北仏・ベルギー各地の空港へと移動を始めた」
(文章は一部改変してあります)
教訓
  • B軍集団が英海外派遣軍の拠点を占拠ばかりして占領しようとしない場合は自力で占領するべきだが、その場合は陸軍占領部隊を回すこと。空挺部隊はボルドーを常に狙うつもりで。
追記
  • 仏爆撃隊の脅威はほとんどないので、高射砲を使う必要はあまりない(序盤に2〜3部隊程度か)。敵の航空攻撃に備えて自走対空砲を1〜2部隊程度でいい(いらないかも)。
  • MB 174はBf 110やBf 109E-3・同E-4では阻止できない(高度11)うえに偵察機としては優秀。見つけたら生かして返さないように。
  • D 520はBf 109Eでは少々荷が重い。あるならHe 100を積極的に投入すること。
  • 敵の間接砲は極力間接砲撃か航空攻撃で潰すこと。特に75ミリ加農砲 Mle 1897は対戦車砲も兼ねているうえに、防御力も高い。陸軍の直接攻撃で潰そうとすると、大損害を受ける可能性が非常に高い。
  • このシナリオからDo 17Z-2を夜間戦闘機型のZ-7に改造できるようになる。機を見て5〜6部隊ほど改造しておくこと(「アドラー・アングリフ」で結構活躍する)。
  • 1号Bから1号自走重歩兵砲B型に改造できるのはこのシナリオが最後(厳密には40年6月まで)。忘れずに。
次のシナリオ:No.13「アドラー・アングリフ」
「イギリス本土侵攻に備え、我が軍は英仏海峡上空において敵に航空決戦を挑むこととなった。この作戦は、単に制空権を確保するだけでなく、イギリスの産業基盤を破壊することも目的である」
・・・が、爆撃だけではどうやら大勝利どころか勝利すらおぼつかないらしい。輸送機、歩兵、そして夜間偵察用の攻撃機の生産をお忘れなく(このシナリオでは生産できない)。
SiteTop
(c) ロドリゲス学級OB会 All rights reserved. 1997-2003Last Modified 2003/11/05 03:05:34