アドバンスド大戦略98攻略法


低地諸国 40.5.10〜40.6.18/A軍集団
#11 ダンケルクへの突進
06/02 20:32 ( No.1535 ) Ostwind
「ダンケルクへの突撃」を大勝利で突破、フランスへ向かいます。しかしJu88爆撃機をすべて失いW号戦車もなく今後苦戦を強いられそうです(TT)。しかし大勝利のためとは言え、空挺部隊と長距離爆撃機だけで敵の首都を占領する作業(?)はなんかむなしい、、、
奇襲だと思えばいいんだけど、確かに史実でも そうだよね。
やはりドイツ重戦車で敵の前線を押しもどし首都攻略といきたいのですが、、、さあパリジェンヌよ待っておれ!今からそこに行くからな!!


reporter: マラ=パルテ / Date: Fri, 18 Dec 1998 03:02:29 +0900 (JST)

 またまた簡単なマップから拾ってきました・・・・・。
 しかし、進撃するマップならともかく、退却戦や防衛戦はどういう書き方しようかなー。
 ということで、低地諸国開始!

 ダンケルクへの突進

1、序盤戦
 敵の初期兵力配置から見た場合、我がA軍集団はB軍集団と比較して接敵機会が少ないと予想する向きが有るが、それは大きな間違いである。
 フランス軍はコンピエーニュ、リアソン、セダン南方に大量の航空機を配備しており、序盤の戦闘はこれへの対処で手一杯になる。空軍部隊は心してかかって欲しい。
 地上部隊はA軍集団への助攻として、リエージュ要塞を陥落させる程度は行っても良いが、あくまで主力はセダンを目指すべきである。ルクセンブルグを降伏させるか否かは貴官の判断に任せるが、純軍事的には損害を受けた部隊の補充を速やかにするため、降伏させたほうがよいと思われる。
 繰り返すが、敵空軍の脅威がある。地上部隊も警戒を密にせよ。

2、コンピエーニュ空挺奇襲作戦/陽動作戦発動
 コンピエーニュ・アミアン・リアソン・ボーヴェー付近の空港を、空挺占領で速やかに片付ける。序盤に大量に襲いかかってくるフランス航空機群を壊滅させていれば、この付近はがら空きになっているハズだ。
 ここからBf110部隊を大量展開させる。序盤戦での空爆の恐怖を、敵にも味合わせてやるのだ。
 この空挺作戦を成功させるための陽動として、リエージュ方面からベルギー領に侵入した陸軍部隊は戦果を拡大すること。特に敵空軍の誘出/撃滅を同時に行えれば申し分ない。リエージュ西、エバンエマール西およびA軍集団支配化の諸空港を活用し、敵に痛撃を与えること。

3、カレー/ダンケルク強襲
 リエージュ方面の陽動が成功すると、フランス軍は後方拠点のカレーを手薄にしても我が軍のブリュッセル占領を阻害しにかかるだろう。後方を手薄にしているのはイギリスも同様で、B軍集団主力がオランダ攻略に向いている隙をついて我がAB両軍を分断、各個撃破にかかるだろう。
 空挺部隊によるカレー攻略は簡単だが、ダンケルク攻略の成功は陽動作戦如何にかかっている。
 また、陽動部隊がブリュッセルを圧迫し過ぎると、ベルギー軍はブリュッセルを放棄してオステンドに拠点を移すため、これもまたオステンドと地理的に近いダンケルク攻略の障害になる。
 しかし、ブリュッセルから距離を離しすぎても、ブリュッセル防衛隊に体制を整える時間を与えてしまう。
 B軍集団のオランダ攻略が異様に長引いた場合などは、陽動部隊だけでイギリス・フランス・ベルギーの三軍を支える羽目になってしまう。平坦な地形が多いベルギー領内でこのような事態に陥ると、最悪の場合は占領した地域を放棄して退却せねば部隊全滅という事も十分にありうるが、退却を許容する時間的余裕は我が軍には無い。

4、オランダ戦線離脱・ベルギー軍壊滅
 このような手詰まり状態に陥ることを回避するためには、オランダの戦線離脱を加速させてB軍集団を対英仏戦に呼び戻すことだ。具体的には、爆撃機を派遣するのが良いだろう。恐らくオランダはアムステルダムおよびデン・ハーグ守備隊が最後の抵抗を試みているだけだと思われるので、空爆により戦意を喪失させればオランダは降伏する。
 B軍集団が戦場に戻ってくるまでには、ダンケルクは陥落しているだろう。ダンケルクを落とした空挺部隊は空軍支援下、オステンドに向けて行軍する。おそらく、砲撃で邪魔してくるだろうが、上空を援護しているBf110部隊を呼んで沈黙させてしまおう。
 空挺部隊がオステンド占領に成功してまもなく、B軍集団と我がA軍集団分遣隊の手によってブリュッセルのベルギー軍も壊滅しているだろう。

5、リール・ポケット(リール包囲作戦)
 リールに立てこもるフランス軍を我が軍の包囲下に置いた後、速やかに壊滅させること。
 作戦計画書どうりに戦況が推移すれば、セダン経由の我がA軍集団主力部隊がリール南方から、空軍が西方から、そして北方からはB軍集団が、東方からはA軍集団分遣隊がそれぞれリールを圧迫するはずである。

6、総括
 全てを左右するのは序盤の制空戦闘と中盤の陽動作戦で有る。
 この二つが不発に終われば、この作戦計画書の内容は無意味になるであろう。
 祖国は諸君らの勇戦奮闘を期待している。
作戦立案担当 マラ=パルテ大佐

付記:作戦報告
 総括にあったとおり、制空戦闘と陽動作戦にてこずったものの、ほぼ作戦計画書どおりに戦況は推移した。
 ベネルクス三国およびイギリスの支援を失ったフランス軍は、それでも我が軍の主攻撃軸がシュリーフェン計画に沿ったものだという当初の作戦方針を変えなかった。リールからモンスを経由し、ブリュッセルおよびナミュールに進撃することこそ、我が軍の意図を挫く唯一の手段とでも思っているかのように。
 我がA軍集団分遣隊とB軍集団が徐々にフランス第一軍集団をベルギー・フランス国境へと押し戻しつつ有った時、我がA軍集団主力部隊が突如リール南方に出現した。セダンから西方へ進撃していたこの部隊は、ランで大きく右に旋回、サン・カンタンを奇襲し、アラスを強襲して支配下に収めつつ、最終目標のリールへ向けて突進を続けていたのだった。
 それに気がついたフランス軍はリール防衛のために退却していったが、分遣隊とB軍集団がそれを追撃して散々に打ち破り、全部隊がほぼ同時にリールへとなだれ込んだ。
 5月29日、リールに残る最後のフランス軍部隊が戦闘力を喪失した時、フランス軍司令部は降伏勧告に応じた。
 しかし、そのときすでに我がAB両軍集団および本国で待機していたC軍集団は、フランス本土侵攻作戦の準備を整えていたのである。
 6月5日、我が軍はパリへの進撃を開始した。

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