とほほ戦記「−浄土作戦発動−」

> 我が間諜の又針から重要情報じゃ。

- マタハリ…どっかで聞いたことがあるような…

> 又針じゃ。１８ターンにルーマニアが、３９ターンにブルガリアが裏切るらしい。

- 東洋人？日本人ですか？

> いいや。ゲルマン系伊賀者じゃよ。もちろんくのいちじゃ。

- なに言ってんだか。しかし、重要な情報ですな。

> 我が軍は重包囲されることになる。そこでわしは決心した。浄土作戦発動じゃ。

- 焦土作戦…ですね。爆撃ですか。

> いんにゃ。浄土作戦じゃ。主役は建設工兵じゃ。橋という橋を片っ端から撤去しながら
> 後退するんじゃ。たしかＴ３４は３０トンくらいある。鉄橋や橋がなければどうしよう
> もない。できれば空港も撤去じゃな。どんどんきれいにする。じゃから浄土作戦じゃ。

- そんなことしたら、攻勢に出たとき困りませんか。

> ソ連軍の首都がマップ外なので空挺占領はどうしたってできない。
> 消耗戦になるが足止めできればずいぶん楽じゃ。
> 初期配置はナスホルン、ＩＶａなど処分しようかと迷っていた連中に火炎放射戦車。
> 建設工兵に移動の時間を与え、かつ、敵歩兵をできるだけ片付けるのじゃ。
> それから、４号Ｈは大量にストックがあるから、４号Ｊを採用するぞ。
> 建設工兵は橋を撤去しながらルーマニア首都方向に後退する。
> できれば、ルーマニアの生産空港や首都周りの橋も撤去じゃ。

- ルーマニアをいきなり占領してしまえばいいではありませんか。

> そんなことしたら大勝利してしまう。楽に引き分けるためじゃよ。

- どんどんひねくれて…そんなだから、いつまでも国防軍唯一の下級大将なんですよ。

> いつまでも士官候補生のお前に言われとうないわい。

　　 戦場に欠ける橋♪

- フシ、ウンゲニの橋落としは効きましたね。
- 第３ウクライナ方面軍の戦車は身動きできない渋滞で、チシナウはいまだに陥落しません。
- 防御部隊は４ターンで全滅しましたが、敵歩兵が近づけない。

> バカウの橋落としも効果的じゃ。第２ウクライナ方面軍の進撃がボルシャ地峡部に限定さ
> れたので、迎撃もやりやすい。しかし、ブカレストは空港ひとつしか撤去できなかったな。
> なにしろルーマニアは金があるので、ひっきりなしに部隊を生産するからな。
> しかし、ブカレスト南の橋は落としたので、部隊の展開は限定される。

- ハンガリー、南東総軍への供与も順調です。

> もうじきブルガリアが裏切るが、第２ウクライナ方面軍の撤退も間近じゃな。第３ウクライナ
> 方面軍も航空機の迎撃だけで軍事費が半減しとる。
> 決して新設しようとしない敵の性質を突いた今回の作戦は、まず成功じゃろう。

- しかし、ヴィルベルヴィントに改良できない４号Ｊをなぜ採用したのですか。

> 燃料の多さが魅力じゃな。

- ４３ターン　第２ウクライナ方面軍軍事費不足で撤退。
- ４８ターン　ルーマニア首都占領で降伏。

- 司令。本国指示で、北方軍管区へ移動せよとのことです。

> あそこを守れるのはわしだけじゃ。已むを得まいて。

- 大勝利はヴァハトアムライン勝利はコンラート
- 引き分けはクーアラントへの壊走。